湯治とは?
湯治って何?湯治とは?
湯治には、興味があるけど、そもそも、湯治とは?
湯治って何?湯治とは?
温泉地に一定の期間滞在して、特定の疾病の温泉療養を行うことです。 |
湯治と温泉旅行の違い
1泊や2泊などで、温泉に浸かり日々の疲れを癒したり、温泉地の観光をしたりするのが、温泉旅行。 特定の疾病の療養を目的とし、一定の期間、温泉地で温泉療養を行う為に滞在するのが湯治です。 昔の湯治場には、長期滞在する湯治客がメインで、1泊などの温泉客を断っていたという湯治場もあるほどです。 |
湯治について
湯治の歴史は古いです。 ただ、昔は、長期滞在するとなると費用や時間の融通がきく、権力者などに限られていました。 戦乱の世は、負傷兵が保養したと記録があるそうです。 戦乱の世が落ち着いた江戸時代には、街道などが整備され、一般の農民や庶民にも湯治が普及するようになったと言われています。 農民は、戦に借り出されることもなくなり、農閑期にたまった疲れを癒しに湯治したといわれ、湯治は欠かせないものでした。 湯治場が発展していった背景は、人から人への伝聞だといわれ、どこどこのの温泉地がどこに良いなどの噂が発端となったようです。 日本に湯治文化が定着したのは、江戸時代とされていますが、明治、大正、昭和、それから現代にと、医学が発展していく中、 庶民の生活様式も変化し、湯治文化も紆余曲折を経て、現代へと伝承されてきました。 豊富な温泉地を誇る日本では、一定の基準をみたす温泉地を、国民保養温泉地として環境大臣が指定しています。 温泉の泉質にもより、効果や効能は様々です。 アトピーなどの皮膚疾患やメンタルな部分へのケアとしても見直され、温泉や温浴がもたらす、効果効能を求めて、湯治を見直す人が増えてきています。 古くからある湯治場は、長期の滞在客がメインで質素なつくりのイメージで、自炊がメインとされてきました。 現在は、湯治のスタイルも様々で、色々な湯治プランを旅館が提供しています。 プチ湯治プランとして、2~3泊などの短期の休みで行えるプランや、自炊をしなくて済む3食提供プランなど、 忙しい仕事や生活の合間にできる湯治プランを宿が提供してくれています。 現代の湯治は、昔ながらの湯治を行うことも、自分の生活スタイルに合わせたプチプランを活用することもできます。 |
[ マープロ企画 山下 ]