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私は温泉で氷食症が治まりました?!


私は温泉で氷食症が治まりました?!


氷食症が治まった?温泉体験談♪


氷食症が酷かったのに、ある温泉に通い続けた結果、いつの間にか治まっていた体験です。


まずは、氷食症とは



氷食症って知っていますか?



氷食症とは
氷を無性に食べたくなる病気です。

「貧血がない鉄欠乏症」で氷食症が起こる事が確認されています。

原因は不明とされ、ストレスによる精神疾患の1つとも言われ、異食症の一種ともいわれています。

「1日に製氷皿1皿以上食べるもの」
という定義があります。

治療方法は、鉄剤の内服もしくは、鉄剤の静脈注射です。




私の氷食症体験



私の氷食症は突然に発症しました。



その頃、コンビニのアイスコーヒーが美味しくて、出かけるたびにコンビニに寄っては飲んでました。

ある日、飲みきったカップに残った氷を何の気なしに食べたんです。

私は、味噌汁を飲んでも喉が渇くので、その後に水をガブガブ飲む。お茶やコーヒーを飲んでも喉が渇き水が欲しくなります。

だから、飲み物を用意するときは、お茶やコーヒーならプラスして水が必要です。

たまたま、水を用意するのを忘れ、アイスコーヒーを飲んだ後、喉が渇くので、残った氷を水代わりに食べたんです。

その時の氷の美味しかったこと!

大きさ、まろやかさ、氷にまるで味があるような衝撃でした。

それからは、その味が病みつきになり、毎日氷を買ってきては、自分好みの大きさにアイスピックで砕き、1日に1kg以上の氷を食べるようになりました。

止められないんです・・・。

氷がないと、氷、氷、氷と、氷を捜し求め、食べられるまで満足しないんです。

最初のうちは、家の中だけですんでいたのですが、そのうち職場にまで持っていくようになりました。

共用の冷凍庫に個人用に常備し、休憩時間に食べる。

仕事の合間に我慢できなくて、こっそり口に含んで食べる。

仕事帰りに職場で一旦食べておかないと、帰り道、氷、氷、氷と、氷が頭から離れない。


ちょっと、周りから異常じゃないかと不振がられ、氷食症という病気があると言われました。

だけど、本人としては、氷が食べたくて我慢できないだけで、他に体調の不調など感じず、

何より、氷を食べた時の美味しさが堪らなく幸せで、あの満足感や至福の瞬間が好きなので病院になど、さらさら行く気にはならなかったのです。




含鉄泉との出会い



意図せず、含鉄泉の温泉との出会いました♪



そんな状態が続いていた時、職場で地域の情報誌を皆で見ていました。

温泉の紹介ページを見ながら、温泉に行きたいなぁなんて、話をしていて、同僚が
「うちの近くの温泉が中々いいよ。平日は人も少ないし、上手くいけば貸切状態で源泉かけ流しを楽しめるよ」
と情報を貰いました。

我が家からは、車で40分ぐらいかな?名前は聞いていたし、看板も見たことがある、だけど、まだ行ったことはありませんでした。

田舎のおばちゃんたちの憩いの場といった感じで、日帰り入浴がメインの温泉施設といったところです。

地元のおばちゃんたちの評判は良いらしく、早速、温泉に飢えていた私は休みの日に行ってみました。

寂れた田舎の施設といった感じで、湯だけが自慢といった浴場です。

景気のいい頃に作られたであろうと思われる露天風呂がガラスの向こうにありましたが、残念ながら、現在は使用されていません。

数台のシャワーつきの洗い場が横一列にあり、小さな金魚鉢のような水風呂がなければ、その存在に気がつかないほど、薄暗く狭いサウナ。

左端から源泉が湧き出て、右端が寝湯になっている大きな浴槽がメインの浴場でした。

そして、反対側には、人1人で一杯になる大きさの微かに電流が時たま流れる、壊れているのか、正常に作動しているのか分らないような電気風呂。

隣には、やっぱり同じで、人1人で一杯になる大きさの微弱なジャグジー風呂。

常連の人たちは、サウナや電気風呂、ジャグジーにはあまり興味なさそうで、源泉が湧き出る大きな浴槽が目当てのようでした。

曜日や時間によって、子供から年寄りまで、何かの集まりの帰りなのか、仕事の帰りなのかお客は地元の人ばかり。

泉質も効能も知らずに行った温泉でしたが、かすかに硫黄の臭いがあり、湧き出る源泉は無色透明なのに、浴槽にたまっている湯は、赤褐色、湯の花が漂う含鉄泉でした。

私は自分の氷食症のことは全く頭になくて、ただ、湯が良くて湯が気に入って、その後も休みの日など通うようになりました。

今思えば、体が欲していたのでしょうか。

紹介してくれた同僚には、また行ったのかと、呆れられるほどに休日の度に通っていました。

サウナは苦手なので、源泉かけ流しの湯に浸かったり、人気のない電気風呂やジャグジーを楽しんでいました。

私は、1度の入浴が元々長湯です。のぼせてくると、温度を下げたシャワーを浴びて、のぼせを冷ましながら休み、水分補給をしたら、また浸るを繰り返す。

その間に、入浴していた人たちは入れ替わっていきます。

ある時、源泉の湧き出る近くでボーっとしていると、地元の人がツカツカと源泉のところに来て、置いてあったカップで湧き出る源泉を汲んでゴクゴクと飲み干すんです。

よくよく観察して見ると、源泉の横に2~3個無造作にカップが置かれていて、常連さんは源泉を飲んでいるんです。

私も、周りに人がいない時を狙って、真似して一口だけ飲むようになりました。

せっかくの温泉。

体からも思う存分に成分を吸収して、その上、体の中からも効いてもらおうと考えたのです。

だけど、地元の人のようにゴクゴクとコップ1杯なんてとても私は飲めなかった。

私の場合は、ほんと、1含みでした。気休め程度です。

ここの温泉に集中して嵌って、通っていたのは、2~3ヶ月位だったと思います。

そのうち、仕事の都合でなかなか行けなくなってしまいました。


だけど、いつの間にか、氷食症が治まっていたのです。

あれだけ、氷にこだわって食べ続けていたのに、食べたくなくなり、興味も無くなっていました。




氷食症がいつのまにか温泉効果で治っていました♪



含鉄泉の源泉かけ流しの温泉が氷食症を治した♪



私は、氷食症を治すつもりもなく、そして、そのために温泉に通ったのでもありません。

ただ、湯が気に入り通った結果、いつの間にか、氷食症が治っていたというだけのことです。

予期せぬ結果だったとはいえ、一応は病名がつく病気が自然に治癒して、その後も再発はしていません。

氷食症は、ストレスが原因とか、鉄分不足からなるとか言われますが、原因は不明です。

たまたま、私が嵌った温泉が含鉄泉で、入浴による皮膚や飲泉により、吸収した成分により症状が落ち着いたというところでしょうか。

そして、行く期間も入浴時間も、その日の都合や気分だから、まちまちで、なんの決まりも法則もありませんでした。

気に入った温泉の湯に、行ける時に、浸りたいだけ入浴する、自由気ままに楽しんでいただけです。

「湯治」や「温泉療法」など、微塵も考えていませんでした。

「あれ?最近、氷食べなくなったね」
って言われて、そう言えば、全然食べたいと思わなくなったなぁって気がついて、何でなんだろうって考えたら、あっ、温泉に通った後からだって気がついたほど。

温泉は、本人さえ気づかぬうちに、体の不調を知らず知らずのうちに治めてくれていました。

温泉って本当にすごいとつくづく思った体験です。






[ マープロ企画 山下 ]



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