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初めて湯治宿に滞在した思い出


初めての湯治宿体験


思いがけず、初めて湯治宿に滞在した思い出♪


昔、湯治宿に行くつもりも無く、湯治宿に数日滞在した経験があります。

その頃の私は、たまに行く温泉と旅館で過ごす時間が好きというレベル。

湯治という言葉を聞いたこともあったし、どんな感じなのかもなんとなく理解していたけど、「湯治をしよう」とか「湯治宿に行く」など、考えていなかった頃の思い出です。


初めて湯治宿に滞在した思い出♪



取引先が用意してくれた宿が湯治宿だった



その頃の仕事で山形へ数人での出張が決まり、取引先が用意してくれたのが、なんと湯治宿でした。

今思えば、なんとも贅沢な話なのですが、当時は、普通のビジネスホテルのようなものをイメージしていたので、がっかりしたのを覚えてます。

そこは、大きな下宿のような湯治宿でした。

大きな玄関の横には、受付兼管理人?オーナー家族?の居住スペースがありました。

1階には、お風呂やコインランドリー、厨房などの宿としての設備があり、階段を上がると、昔ながらの長い廊下があって、襖の8畳~10畳ぐらいの和室が横並びにある。

反対側に、トイレや炊事場、洗面所など共用の設備。

私達は、取引先が用意してくれたので、食事は朝晩2食、宿側が用意してくれましたが、

湯治に来て自炊する人達は、炊事場にあるガス台(100円入れると何分かガスが使えるもの)で、調理するんだろうな。

ガス台が数台ある横に、数人並んで作業ができる横に長いシンクと蛇口数個並んでた。たしか、おおきな冷蔵庫もあった記憶がある。


その当時、その宿に当時客がいたかも覚えていないけど(汗)、

きっと、食事の時間は湯治客が肩並べてそこで世間話なんかしながら、各々支度をするのだろうと想像できた。


肝心の温泉や泉質の記憶が全く無いのが無念・・・。

お風呂も特別に露天風呂とかサウナなんて設備があるわけでもなく、広めの洗い場にシャワーとおおきな浴槽が1つあるだけ。

もちろん、男女別。あるのは、何の変哲も面白みもない、昔ながらの温泉。休養や療養が目的の質素な湯治宿のお風呂だけ。


だけど、同行した同僚は、お米も美味しくお風呂も最高だと、宿をとってくれた取引先に感動してました(笑)


仕事中、同僚が、ひどいぎっくり腰に・・・



仕事中、同僚が、ひどいぎっくり腰をやってしまった。

もともと、ぎっくり腰を何度が繰り返していて、数日使い物にならない予感・・・。

出張の主力選手だったので、これはもう、納期が間に合わないと絶望しかかった時、とにかく温泉に何度も入れと言われ、いいなりに。

しかし、温泉は凄かった!

想像もできないほどの早さで復活を果たしました!
復活を果たした本人が一番びっくりしていた事実です。
やはり、温泉のパワーだと、さらに賞賛されてました(笑)


他にも、私が仕事で遅くなって、夜の食事に間に合わなかった時や蚊に刺されて困っていた時、

夜中におにぎりを握ってくれたり、私が仕事の間に、蚊取り線香を焚いていてくれたり、なんか、ほっとする宿でした。


建物も年季が入っていたし、たぶん、長く営業している昔ながらの湯治宿だったんだと思う。


私達は、湯治客じゃなかったので、食事や布団の上げ下げなどの面倒をみてくれたけど、

湯治客は、自炊したり、布団の上げ下げなども自分達でやったりなんだろうと思うけど、

きっと、ああいう心遣いをしてくれる宿は、明日は食事をお願いしたいとか、いろいろ相談したら対応してくれるんだろうなと思う。

今更ながら、今度は、湯治客として、もう一度行ってみたいなと思う宿です。

今も営業しているのだろうか・・・。

湯治宿っていいなと思う、きっかけになった、今でも 時折 ふっと思い出す、山形の温泉街?にあった、湯治宿の思い出です。





後日談



仕事をしに行ったのに、話題は、食事や温泉の話ばかり。
食事のあれが美味しかったとか、温泉がいいとか・・・。

仕事の納期があって、間に合わせる為に人数揃えていったのに、そんな事ばかりで、観光気分で浮かれている同僚に、イライラしながらの出張でした。

なので、当時は、一緒に温泉を堪能する気にならなかった捻くれ者でした(汗)。

取引先が、何故、湯治宿を選んだのかは、未だに謎。

山形ならではの温泉を選んでくれたのか、縁故があったのか、費用面からなのか。

だけど、一緒に同行した同僚達がしばらくの間、また、行きたいと騒いでました。

豪華な食事や清潔感溢れる部屋、おしゃれなアメニティやサービス、お金をかけた設備など、どれ一つとしてなかった、宿なのに、

それなのに、人の心を鷲掴みにする何かがあったのでしょう。

それが湯治宿の魅力なのでしょうか。






[ マープロ企画 山下 ]



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